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ハセガワ1/350隼鷹を作る(その104)

2019–07–28 (Sun)
 前回の続き。

(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 製作は後部の鉄甲板に入っています。


 キットの着艦標識は抜けてはいますが、桁が太い上にパーティングラインが上面に出ていたりと表現が今ひとつです。そのため一旦内側の桁を全て切り落とし、枠の部分も側面と艦首側(画像奥側)を削って薄くした上で0.3mmプラ板の細切りで桁を付け直します。桁の交差部分には三角形のリブを付けますが、これは公式図の記述に従ったもので多少誇張しています。 

 木甲板部と同様に航空機繋止用のアイボルトの表現が弱いので0.4mmドリルで開け直します。また台形に張り出している艦載艇運搬レールの基部のモールドが抜けていないので抜くと共に側面に肉抜き穴を追加します。


 艦載艇運搬レール基部のモールドを抜く際に、キットは内側が埋まっていていまいちメリハリに欠けるためBMCタガネ各種で彫り込んだ上で抜きます。これに限らずモールドの穴を抜く時は裏側を削って肉厚を薄くした上で抜くと穴がシャープに見えるようになります。


 右舷側の着艦標識の基部には長細いモールドが3本あります。公式図では「甲板状態信号灯」と描かれているもので色の記述はありませんが、龍鳳の図面には艦首尾方向(画像水平)1本が赤、両舷側方向(画像垂直)2本は青と書かれています。隼鷹と縦横の本数が異なりますが、交通信号と同じく灯の数よりも配置が共通だったのではないかと考えます。そのため、この製作では該当部を彫り込んだ上で水平2本を赤、垂直1本に青の着色レジンを流して処理する事にします。


 以前、左舷後部の110cm探照灯と整備科軽質油庫の隔壁を修正した際に上の飛行甲板の接合位置を変えて対処すると書きましたが、0.5mm程しかはみ出さないので側面部分にプラ材を貼って処理することとします。この部分のみ縁の雨樋の幅が広くなりますが仕方ありません。

 以下次回。

ハセガワ1/350隼鷹を作る(その103)

2019–07–22 (Mon)
 前回の続き。

(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 2基ある固定式滑走制止装置の製作がまだだったので作ります。まず専用エッチング(B-MA337)から制止索の部分を切り出し、両端部を延伸して形状を変更しプラ棒の支柱につなぎます。


 彫り直した飛行甲板の溝と合わせて制止索や支柱が甲板表面からが浮き上がらないよう調整します(画像は手前側が艦首方向になります)。右側の張り出しは制止索の起倒用のワイヤーを下の制動装置に折り返す滑車用のもので、外側の円形の首振滑車から内側の半分埋まっている滑車を通じて下に降ります。キットのモールドを削り、滑車はレインボーモデルの1/700汎用滑車エッチング(Rb7029)を使用しています。

 制動索支柱のカバーは専用エッチングから切り出します。多少形状に違いがありますがこのまま通します。画像のように置く予定ですが、置かずに済ますかもしれません。


 艦橋側の飛行甲板上に設置される制動装置や滑車は艦橋と飛行甲板の接合の関係でここでは取り付けませんが、制動筒の台とワイヤーの導滑車は作っておきます。滑車は上と同じくレインボーのエッチングです。

 以下次回。

ハセガワ1/350隼鷹を作る(その102)

2019–07–14 (Sun)
 前回の続き。

(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 木甲板の部分のアイボルトのモールドの彫り直しが済みました。あともう少し作業を行ってから前後の鉄甲板部のモールドに移ります。


 甲板上の埋込式デッキライトの部分を彫り込んでおきます。ここは後で内側に銀を入れた上でガイアノーツのUVジェルクリアを埋めて処理する予定です。




 このキットの飛行甲板の遮風柵の形状は、艦尾側(画像左奥、赤矢印)の部分が丸まっています。
左:日本ニュース第145號 「海鷲南海の索敵」より
右:学研「空母大鳳・信濃」より

 これは竣工時の公式図もそう描かれていますし、戦時中のニュース映像や戦後の写真からも裏付けられます。フジミの1/700はこの部分が角で処理されていて、修正は困難ですが注意が必要です。

 以下次回。

ハセガワ1/350隼鷹を作る(その101)

2019–07–08 (Mon)
 前回の続き。

(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 両舷側方向の木目モールドの付直しが済み、現在は艦上機を繋止するアイボルトを開け直しているところです。元々の位置はモールドされているのでそれに沿って開けることとします。穴は0.3mmで少し開けましたが、表現的に少し弱い印象を受けたので0.4mmで開けています。実艦写真を見る限りではもう少し大きいようにも見えますが、これ以上広げると引いて全体を見た時に浮いた感じになる気がしたのでこのサイズで抑えます。

 アイボルトを開け直したら前後の鉄甲板のモールドに移ります。
 以下次回。

ハセガワ1/350隼鷹を作る(その100)

2019–07–01 (Mon)
 前回の続き。

(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 飛行甲板の木甲板モールドの彫り直しは前後方向が済んで両舷側方向に入っています。木甲板の1枚の長さを30mmとし、5mm間隔でずらしてモールドを入れます。すなわち両舷側方向は6枚毎に継目が入る形になります。一つ一つのモールドは短いので前後方向に比べればはるかに楽ですが、数が多いので入れる場所を間違えないように注意しながら作業します。




 以前、隼鷹型航空母艦に関する覚え書き(10)補足に於いて、昭和18年頃の隼鷹と飛鷹の艦橋上部の違いについて述べました。その際に、

 なお(隼鷹の移設された)元の信号灯の取付フラットは昭和19年マリアナ沖海戦直前の傾斜試験の写真では撤去されているように見えます。従って厳密を期するのであればハセガワ1/350の説明書過程(40)右側の図のQ14+G10は共に取り付けず、取り付け用の凹みもふさぐ必要かあります。

と書きました。

写真日本の軍艦四巻より

 隼鷹の煙突はマリアナ沖海戦の直撃弾で完全に破壊され、その後修復されたのですが、修復後と考えられる写真(艦橋背後の主檣が移設され機銃座が増設されている)を見ると、(1)煙突上部に移設された2kw信号灯を信号檣上の上部見張所側面に移設、(2)上部の張り出しは再生されたもののラッパ状の装備品(名称及び用途不明)は未装備、(3)竣工時の2kw信号灯用張り出しは再生、の特徴が認められます。

 竣工時から上部に移設された2kw信号灯用の元々の張り出しは、マリアナ迄に撤去されていたのであれば損傷復旧時に再生する意味がありません。写真からは充分に確認できないのですが、キットの設定であるマリアナ沖海戦の際も残っていたと考えるのが妥当なので、上記の撤去云々の記述は撤回します。 

 以下次回。

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MOMOKO.120%

Author:MOMOKO.120%
職業:自営業見習い
趣味:ブログの通り
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現在は1/100初代海王丸の製作を一時休止して、ハセガワ1/350空母隼鷹を製作しています。

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