蔵書の電子化のすすめ~活字資料の有効活用~(4)

2016–03–28 (Mon)
 前回の続き。

 電子化後のデータ容量ですが、例えばモデルアートは2016年5月号で通巻940号。仮にこれを全て電子化すると、大体1冊平均140pと見積もった場合、1.1MB×140×940=約145GB。この記事を書いている時点で3TB(3000GB)のハードディスクが1万切る値段で買えますから、仮に倍近い誤差が出たとしても保管容量的には全く問題ありません。対して940冊分を保管するスペースと重量と出し入れする手間を考えれば、蔵書の電子化によって利便性が劇的に上がるメリットは理解できると思います。

 もちろんこれは電子化後に蔵書を全て廃棄するという前提でのことで、実際には前に書いたようにドキュメントスキャナには向かない書籍はフラットベッドで処理し切れなければ残すことになりますし、データ品質の関係で写真や図面に折込の一部などを残す選択肢もあります。

 前回まで述べたように本の電子化は道具に費用がかかりますし、手間と時間と体力もそれなりに必要です。それでも薦めるのは最初に挙げたメリットの他に、物理的なスペースが無くなってしまえばせっかく買った本や雑誌も捨てるほかはなくなるという現実があるからです。実際、家の中に置けなくなって泣く泣く蔵書をタダ同然で捨てる話は私が見聞きした範囲でも枚挙にいとまがありません。占有のかなりの部分が雑誌や単行本の類いで、しかも買ったきり内容も忘れ、出し入れもままならず死蔵状態に陥っているものが大半ではないかと考えます。かかる状態に好意を持って接する家族はまずいません。

 こういう作業も体力と気力があっての事で、肉体的な衰えが出始めてから溜まった本を整理しようとしても思うようにはゆかず、結局は何もかも(略)となってしまいます。電子化の作業は慣れれば手の空いた時間に少しずつのペースでも進められますから、蔵書の整理に頭を痛めている方は一考の余地があると思います。



 この項はこれで終わりです。
 次回の更新は04/16以降の予定です。

蔵書の電子化のすすめ~活字資料の有効活用~(3)

2016–03–26 (Sat)
 前回の続き。

 裁断が終わったらドキュメントスキャナに読み込ませます。数十枚の書類の束を超高速で読み込む事に特化したもので、これも様々な機種が出回っていますが、書籍の電子化に使うためには紙が二重以上に重なって送られた時に自動検知して停止する機能が絶対に必要です。対象冊数が少ないならまだしも、百冊単位以上となるとこの機能がない機種ではほぼ使い物になりません。

 裁断で切り離しができていなかったり、湿気や静電気などで一部の紙が離れずに重なったまま送られる事は普通にあります。これがないと事前に紙の枚数を数えた上で処理後のデータ件数と合わなければ、紙とデータを突き合わせて重送した部分を探さなければなりません。後処理に大変な手間と時間が掛かるため、自動検知の機能が必要な訳です。

 私は富士通のScanSnap iX500という機種を使っています。これは上記の紙の重送検知機能のほか、傾きの自動補正、原稿の色やサイズの自動判別機能などがあります。連続で読み込めるのは最大A4サイズまで、他に縦A5×横863mmまでの長い紙も一枚単位で読み込めるので、単行本の表紙カバーや帯を一度に読む事が可能です。専用シートに折り曲げて入れ、自動連結する事でA3の片面読み込みもできますが、これはあまり精度が良くありません。

 作業は本体を開いて上のトレイに最後のページを手前に、逆さにセットして本体のボタンを押すと一枚ずつ自動的に、両面を同時に読み込みます。雑誌であれば40枚(80p)程度まで一度に読み込めますが、紙質や保管状況によって読み込める枚数は変わります。読み込み設定は解像度300dpiのノーマルで充分(それでも後述するようにファイルサイズはかなり大きくなります)、色はカラーとモノクロの自動判別機能がありますが、どうも性能が芳しくないのでカラー固定で行います。なお処理途中で設定を変える事はできません。



 読み込みの後、残りのページがあれば再びセットして本体のボタンを押せば続けて読み込みます。紙が重送した場合は自動検知で止まり、PC側に最後に読み込んだページの縮小イメージを表示してくれるので、以降のページを揃えて再度セットします。B5,150p程度の雑誌であればトラブルが無ければだいたい1冊当たり5分程度で読み込みます。最後にPC側で終了のボタンを押すと紙のサイズの判別とPDF化まで自動で行ってくれます。

 後は出来上がったPDFファイルをざっと見てページの入れ間違いや大きなノイズが無いか、紙送り出口の詰まりによる読み込み不良がないかを見て問題無ければ、ファイルの開き方や綴じ方を付属のPDF作成ソフトで設定して済みます。一枚単位での不良であればそのページだけ読み直して入れ替えれば良いのですが、例えば読み込ませる紙の前後を間違えて多くのページを逆順に生成したような場合は、作成ソフト上で入れ替えるよりも最初から一冊丸ごと読み直す方が結果的に早く作業が済みます。


PDF編集ソフトでの確認(Adobe Acrobat XI)




 記事のその1でも述べましたが、ドキュメントスキャナで処理する場合、作成されたPDFデータの認識面に縦線状のノイズが乗る場合があります。酷いとページ全体を覆うように何本も入る事もあります。


縦線ノイズの実例

 これはドキュメントスキャナの構造上の弱点で、フラットベッドはガラス面上に置いた原稿を読取装置が移動して読み取るため、ガラス面に付いた微細なゴミやチリ等はそのままの形で読み取られます(全くわからない)。それに対し、ドキャメントは原稿を移動させて読み取りを行うため、ガラス面に引っ掛かった微細ゴミが線状のノイズとして読み取られてしまう事に依るものです。本の解体時に裁断を行う関係でどうしてもその種の微細ゴミは混入し易くなりますし、発生の度合いやどこで混入するかの予測も不可能です。対策は読み取る前に紙を裁断面を下にしてよく払う事と、スキャナ内部の頻繁な清掃しかありません。


フラットベッド(上)とドキュメントスキャナ(下)の
読み取りの基本構造とノイズの付き方の違い

 そのため、このスキャナは内部清掃が容易に行えるようになっています。私はB5であれば大体半年分(6冊)、A4ならば4ヶ月分(4冊)で清掃するようにしています。内部を開くと黒い筐体の表面一杯に微細ゴミが引っ掛かっているので、無水エタノールを染み込ませたキムワイプで拭き取ります。このとき紙送りローラーや読み取りのガラス面の汚れも拭いておきます。ゴミが多い時は隙間ノズルを付けた掃除機を直接内部に突っ込んで吸い上げる事もできますが、その際はノズル先端がガラス面に当たって傷をつけないよう上側のみを吸うようにします。


ScanSnap iX500の内部
赤矢印が両面読み取りのガラス面です。


無水エタノールはAmazon等で販売しています。
揮発性の極めて高い液体でボトルから直接出すのは非効率なので
画像右のハンドラップという微量を小出しにできる容器に分けて使います。

 まあ、私も最初のうちは気になって綺麗なスキャンを取り直して差し替えるという事もやっていましたが、100冊過ぎたあたりからどうでもよくなりました(笑)。今は画面全体に何本も太く入るほど酷い縦ノイズでも無ければ読み直し差し替えはしません。

 読み取り後に作られるPDFファイルは、解像度300dpiカラー読み込み設定でB5ならば1p当たり約1~1.1MB、A4ならば1.3~1.4MB前後が目安になるようです。当然出来上がるファイルも1冊150~200MBクラスになり、個人がPCで読む分には恐らく今の機械であれば支障はないと思いますが、クラウドサービスへの保存やスマホ等で読む場合はサイズの圧縮が必要かもしれません。

以下次回。

蔵書の電子化のすすめ~活字資料の有効活用~(2)

2016–03–24 (Thu)
 前回の続き。

 私自身は前回挙げたフラットベッド/ドキュメントスキャナ、デジカメの3種類の道具いずれも使っています。写真集の幾つかはフラットベッドで処理しましたが、あまりにも時間が掛かりすぎるため、蔵書の整理はドキュメントスキャナで処理できる範囲に限定し残ったものを近辺に置くという形にしました。それでも大半は片付け可能で、最終的には本棚2本分に収まる程度まで減らせる見通しです。

 ドキュメントスキャナでの電子化は3つの手順で行います。

1.本の解体(裁断)
2.スキャナでの読み込み
3.データの確認と後処理

 このスキャナに読ませるためにはまず本を解体裁断して紙の束にする必要があります。裁断機を導入して処理するのが普通の方法ですが、処理対象が少ない、または裁断が大変な厚いハードカバー本などの場合は専門の裁断業者に委託する方法もあります。

 裁断機は色々な種類が出回っていますが、一般的に処理効率の高いものほど価格も高くなります。カッター部を水平移動して裁断するタイプは比較的安価ですが、一度に裁断できる枚数が少ない割に腕力と腹筋が要るため、作業に時間が掛かる上に数が多いと肩と腹を痛める可能性もあります。ギロチンタイプは高価ですが、裁断できる枚数が多いので短時間で処理でき、力もほとんど要りません。体感的には処理対象が200冊以下ならば水平移動タイプ、それを超えるようならギロチンタイプが最適ではないかと考えます(私は300冊あたりで替えました)。


左:カッター水平移動型の裁断機(CARL DC-210N)
右:ギロチンタイプの裁断機(PLUS PK-113)

 また、裁断機を導入する際はどのタイプであっても消耗品の価格に注意が必要です。本体が他に比べて安い機種であっても消耗品が高ければ、作業全体でのコストパフォーマンスは悪くなります。

 具体的な裁断方法ですが、紙をたばねて背表紙を付けた平綴じや無線綴じの本と、紙を折り曲げて中央をホチキスで留めた中綴じの本では手順が多少異なります。


左:平綴じの本(モデルアート 1997/03)
右:中綴じの本(モデルグラフィックス 1995/11)

 まず平綴じや無線綴じの本は、のりで接着されている角の部分を裁断して紙の束にします。表紙と裏表紙をはぎ取り、ホチキスの有無を確認した上で丸ごと裁断機で処理できる薄手のものはそのまま処理、一度に入らないものは処理できる厚さに分けて裁断します。

 平成以降のものは表紙を剥がす際に背表紙も一緒に剥がれる事が多いのですが、昭和の古い書籍ではのりや紙が劣化して背表紙が剥がれずに破れることがあります。私は雑誌の背表紙は含めないのでそのまま裁断しますが、もしデータ化の対象に含めたい場合は裁断の前に電子レンジで暖めてノリを柔らかくして丁寧にはぎ取るか、またはあらかじめフラットベッドスキャナで何冊かまとめてスキャンし画像を切り分けて、ドキュメントスキャナで読み取った本体データに後から加えます。


平綴じの本の裁断

 ものによっては紙の内側ぎりぎりまで記事や画像写真が載っている本もあるので、裁断幅はなるべく最小限度に抑えた方が良いのですが、狭め過ぎると今度はのりが残って完全に切り離せないページが出てしまいます。それはスキャンのトラブルの原因になるため、幅はケースバイケースで決めれば良いと思います。

 モデルグラフィックスのような中綴じの本や昭和時代の一部の平綴じの本は太いホチキスで止められています。ドライバー等での取り外しは紙を傷めやすく、また滑ったりすると怪我の元なので、数が多いようであれば専門の工具を使うと楽に作業できます。


中大型ホチキス針用リムーバー(MAX RX-3F)
ホチキスの内側に先端を差し入れて握れば簡単に抜けます

 中綴じの本の裁断は最初に表紙を取った上で、大きくずれないよう端を大型のクリップで留めてからホチキスを外して裁断し、表紙は単独で処理すると上手くできます。裁断位置は下側ほどずれる傾向があるので、紙の中心で綺麗に分けたい場合は小分けにして裁断します。また中心部と外側で紙のサイズに若干違いが出ますが、A4程度であればそのままスキャンしても支障はありません(わずかに曲がったり歪んだりする事もありますが、データで見る分には全くわかりません)。中綴じの本の裁断は最初はコツが掴みにくいので、不要な週刊誌等で練習してから行うと良いと思います。


画像ではわかりにくいのですが、
中綴じの本のクリップは紙がホチキスで留まっている段階で付けます
紙の大きさが本の内側と外側で若干異なっているので
ホチキスを抜いて片側に揃えて付けたら裁断の中心がずれます

 裁断後の紙の束は一旦バケツの中などで裁断面を下にして振り、裁断時に出る微細な紙屑やノリのカスなどを払い落としておきます。これを行わないとスキャンの際に縦ノイズが発生し易くなります。また全てのページが確実に切れているかどうかも確認しておきます。平綴じの本では最初と最終近いページにノリが多めに残って切れていない事が多く、またページに糊付けされたハガキや折込の類も見落としやすいので注意が必要です。

 以下次回。

蔵書の電子化のすすめ~活字資料の有効活用~(1)

2016–03–22 (Tue)
 たぶんこの趣味を長く続けられている方はみな似たような状況ではないかと思うのですが、部屋の多くに資料本や雑誌が積み上がり、加えて私の場合は模型絡み以外の単行本や雑誌など約2,000冊以上も物置に積んだ状態で、整理にも困る有様でした。

 そのため1年半ほど前から書籍の電子化に取りかかり、全体の1/4、約650冊ほどを処理して片付けたところです。作業の都合で春と秋の季候の良い時期の、手の空いた時に少しずつのペースで行い、本棚2本分と物置のかなりのスペースが空きました。特にこのブログで取り上げるつもりもなかったのですが、先日Twitterで話題が出たので、自分の経験を踏まえた上で考えることを書いてみます。



 蔵書電子化のメリットは、上で述べたように処理後に原本を廃棄すれば占有していたスペースが劇的に減ります。また本を気軽に取り出せるうちは良いのですが、そのうち積み上がって出すのも仕舞うのも億劫になり、いつしか存在すら忘れ二度買いする事にもなりかねません。模型のストック同様、かかる状況に好意を持つ家族は多くはありません。だいいち、内容はおろか買ったかどうかも記憶に無い資料など存在していないも同然です。

 手元のデジタル家電に大量の文書を超高速で読み込むドキュメントスキャナをつなげば、家中に埋まっているそれら活字資料をPDFなどの電子データに変換して蓄積することができます。


雑誌のデジタルデータによる管理(イメージ)

 具体的には以下のメリットが挙げられます。

・大量の蔵書をデジタル家電内部で一元管理できる
・特に雑誌の場合、取り扱いが実本よりはるかに楽で閲覧も容易
・原データ(本)を損ねることなくスクラップブックが簡単に作れる
・古過ぎてページが抜け落ち掛かったり異臭を放つようになった本も普通に読める
・自室に居なくてもスマホタブレット等の機器でどこでも読める
・データ化の際にOCR処理すれば雑誌内の語句の高速検索が可能になる

  内容を把握できていない(できない)本は持っていないのと同じである
  普通の個人が一度に把握できる資料本の量は本棚1個半が限度と考える
  かつ歳を重ねるにつれて記憶の範囲は狭まってくる

・データ化後に原本を廃棄すれば本の重量と部屋の占有スペースが劇的に減る
  住居スペースを気にする事無く大量の蔵書の導入が可能になる
  地震など災害時に本を詰め込んだ本棚は人命を左右する凶器に成り得る
  同じく災害時に本棚を背負ってゆくことは不可能だが
  データの容器を持って逃げるのは可能である
  クラウドサービスに保管すればその心配すら無くなる

 また、デメリットとしては以下のことがらが挙げられます。

・綺麗かつ高速処理を望む場合、本を解体しなければならない
  本の形を保ったまま高速データ化は困難
  ただし「内容が把握できさえすればいい」だけなら
  デジタルカメラで各ページを直接撮影すれば
  本の形を保ったまま比較的速い処理が可能である

綺麗なデータ化には専門の機器が必要
  最低限スキャナ
  高画質高品質のデータを希望する場合、大容量のディスク
  ドキュメントスキャナを使用する場合、裁断機

・時間と手間と体力がそれなりに必要
  例えばドキュメントスキャナとギロチンタイプの裁断機を使用し
  約150~180p前後の雑誌を1年分12冊処理する場合、
  全所要時間約2時間半~3時間程度(慣れれば多少早くはなる)
  データ量は解像度300dpi設定で
  1p当たりB5:約1~1.1MB、A4::約1.3~1.4MB前後

 これらの点を踏まえた上で、電子化の具体的な手順について書くことにします。



 何にでも言える事ですが、書籍の電子化も何を最も優先するかで選択する道具も変わってきます。一般的に電子化に用いられる機器としては以下の三つが挙げられます。

1.フラットベッドスキャナ
  一般的なスキャナ。一枚単位で読み取る。ADF装備ならば連続読込可
2.ドキュメントスキャナ
  大量の書類の両面を数十枚単位で超高速で読み取る作業に特化したもの
  紙の二重以上重ね送りを自動検知する機能が必須(後述)
3.デジタルカメラ
  書籍の各ページの直接撮影

 各々の特徴を整理するとこのようになります。

価 格データ
品質
処理速度原本保存
フラットベッドスキャナ×
ドキュメントスキャナ××
デジタルカメラ×

 デジカメはスマホ等も含めればどなたもお持ちだろうと思います。対して重ね送りを自動検知するドキュメントスキャナは高価で、この記事を書いている時点でも1台4~5万円程度掛かります。フラットベッドスキャナはA4サイズ以下用なら1万円以下で買えます。

 ドキュメントスキャナのスキャン画質は、一見にはフラットベッドと差がありませんが、原稿に混入する微細なゴミ等によって縦線状のノイズが出易くなるという構造上の弱点があります。また微妙に歪みが出る事もあり、分割した紙を別々にスキャンして後で連結するような作業や厳密なスキャンが求められる図面などの処理には向きません。

 また原本保存とは電子化する対象の書籍の作業後の状態のことで、ドキュメントスキャナは極一部の機種を除いて本のままの形態では処理できず、裁断機を用いて紙の束にする必要があります。処理後に再度製本し直す事も不可能ではありませんが、普通は処理する時点で廃棄か紙の一部を残す選択肢を選ぶことになります。

 一般的なデジカメは接写の際にレンズの歪みが発生し、本の全ページをスキャナ同等の画質に修正するには大変な後手間が掛かるため、中に何が書いてあるかのメモ代わりが現実的な使い方だと考えます。

 これらの特徴から、それぞれの道具に適した書籍を並べると以下の通りとなります。

フラットベッドスキャナに適しているもの
 画集、写真集、図面など
ドキュメントスキャナに適しているもの
 小説本、単行本、雑誌、多量の書類、各種伝票類、漫画単行本など
デジカメに適しているもの
 傷つけてはいけない貴重本
 またはメモ的に多くの頁をごく限られた時間内で処理する場合

 データの品質がフラットベッド>ドキュメント>デジカメなので、高画質が重視される画集や写真集と厳密な正確性を重視しなければならない図面などがフラットベッドに適していると言えます。雑誌の中には高品質のものがあるからこれもフラットベッドだろうという声があるかもしれませんが、1冊2冊ならまだしも、数十冊を超えたらとても処理し切れません。

 例えばB5・150pの雑誌をA4対応機で1p1p手で移動しページを繰りながらスキャンするには、いくら読み取り性能の速い機種であっても相当の時間と手間がかかります。更に1年分で12倍ですから現実的な選択とは言い難くなります。ADF付の機種であれば裁断すればページを繰る手間は省けますが、両面対応型は非常に高価です。片面のみ対応型はドキュメントスキャナと価格に大差ありませんが、表と裏で二度読ませる必要がある上に紙送りの安定性にやや劣る部分があり、重送のチェックも行わないので、後作業の手間を考えた場合はトータル100冊程度以下ならば選択肢としてありかもしれません。対象がそれ以上となるとドキュメントスキャナの導入が最適です。

 以下次回(数日内に更新します)。

1/100初代海王丸を作る:船体の再製作(その40)

2016–03–19 (Sat)
 前回の続き。

(この画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 左舷側の舷窓枠の製作も終わりました。ガラス代わりの透明材の取付は船体にサフを吹く直前に行う予定です。この後左舷側の外板の縦のつなぎ目の位置関係を調整してビルジキールの取付に掛かります。



 毎年の事ですが、年度末に掛かるため製作は来月中旬頃まで一旦停止します。次回からは短期集中で蔵書の電子化について書くことにします。

1/100初代海王丸を作る:船体の再製作(その39)

2016–03–12 (Sat)
 前回の続き。

(この画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 右舷側に引き続き、左舷側の舷窓の製作に入っています。やる事も右舷と同じですが数が多いので以下略。

 船の模型には同じ工程を繰り返すという作業が多く、この船体の舷窓では両舷計155個分について製作を行います。上下の並びは一般的に窓がある甲板のラインに準じますが、特定の窓だけがラインから外れて上下にぶれると非常に目立つので、窓の開孔も窓枠になる真鍮パイプの埋め込みと加工も慎重に行います。上の画像で中甲板の窓の位置が船首方向で外板の下側に寄っていますが、これは外板の傾斜が中甲板のシアーラインより大きい事から来るもので、実船もこのようになっています。

 以下次回。

1/100初代海王丸を作る:船体の再製作(その38)

2016–03–05 (Sat)
 前回の続き。

(この画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 右舷側の舷窓80個の取り付けが終わりました。マーキングがずれたのか舷窓と外板の縦のつなぎ目で若干位置関係が合わない部分が出てきたので、水線上の外板を幾つか修正します。その後引き続いて左舷側の取り付けに入ります。

 以下次回。

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プロフィール

MOMOKO.120%

Author:MOMOKO.120%
職業:自営業見習い
趣味:ブログの通り
模型の守備範囲:船
Webページ:模型の缶詰

現在は1/100初代海王丸の製作を一時休止して、ハセガワ1/350空母隼鷹を製作しています。

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