1/350で何か作ってみる(その39)

2010–12–30 (Thu)
 多忙に加えて体調も崩してしばらく更新が開いてしまいました。すみません。
 製作は1番煙突のディテールがほほ終わった所まで進んでいます。


 煙突のジャッキステイは見えなくては意味がありませんが、ゴテゴテ感が出過ぎると逆効果になり、そのさじ加減が難しい所です。特に5,500トン軽巡は煙突が3~4本もあるため厄介さが増します。

 画像の1番煙突は上から4段目まではジョーワールドの0.2mm通し穴付きピンに0.15mmの真鍮線を通して接合部に瞬間接着剤を付けていたのですが、どうもいまいちな感じがしたため、下二段は通し穴付きピンを真鍮線で自作して接合部をハンダ留めとしました。画像上での見た目の差はほとんどありません。残る2・3番煙突をどうするかは考慮中です。

 側面に付いているのは汽笛とその作業台で、汽笛の作業台はどの艦にも共通してあるものですが、エッチングパーツで使えそうなものは見当たらないようです。今回の製作ではあり合わせの素材をハンダ付けで自作しましたが、小さいパーツで楽ではないため、共通パーツか何かで入れて欲しいものです。正面の梯子はライオンロア1/350ラッタルセットのパーツです。


 煙突頂部は少しわかりにくいのですが、わずかに段差を付けて頂部の縁を斜めに処理しています。整流板はアオシマ1/350多摩用のエッチングパーツを調整して流用しました。この艦の1番煙突には中央に仕切がある事が写真から明白なので付けています。頂部の雨除け格子が残っていますが、これは2・3番煙突が終わった後にまとめて製作します。


 2010年の更新はこれが最後です。今年も沢山のキットが出ましたが、製作のほうは抱えているものが延びる一方で不甲斐ない一年でした。反面、大和ミュージアムの公開資料を見る機会でこれまでの知識に再考を迫られる事もあり、その面では有意義な年でもありました。来年はとにもかくにも何かの製作が終わらなければ何も前に進まないため、早めに仕上げたい所です。

 では皆様よいお年を。

1/350で何か作ってみる(その38)

2010–12–19 (Sun)
 前回の続き。
 製作の都合で艦橋回りは後回しにして、煙突を先に進めます。


 まずは1番煙突から。5500トン軽巡の煙突は球磨型の雨水除け装置のふくらみの有無以外にも、写真を良く見てゆくと配管や煙突のディテールが各艦毎、または時期毎に微妙な違いがあるようです。白い横帯状の雨除けの位置がキットでは1番煙突のみ上方に付いていますが、この艦の場合は2・3番煙突と同じ位置なのが実艦写真から明白なので削ってプラ棒で付け替えます。

 また煙突側面に付く蒸気捨管も長良とは若干モールドが異なり、上端がキセル型になっているほか、モールドそのものも非常に折れやすく煙突の接合部の整形もやりにくいため、真鍮線でそっくり作り替えます。キセル型の部分は一旦真鍮線を直角に曲げて曲がりの下側の部分にハンダを盛って断面が楕円状になるように整形したあと、彫金用の超極細のハイスビットでくぼみを付けておきます。幅が狭いため深い穴は開けられませんが、くぼみに黒を流し込めば表現としては充分になるはずです。


 蒸気捨管の甲板への差し込み口も調整して空けておきます。

 以下次回。

1/350で何か作ってみる(その37)

2010–12–16 (Thu)
 前々回の続き。


 艦橋の自作に伴い羅針艦橋の窓枠を調達する必要がありますが、1/350であれば既製品を無理して当てはめるよりも自作した方が楽です。具体的にはエッチング手すりの横の部分を切り離して棒状にしたものをハンダ付けで組み、縦の枠を前に向けて接着します。小面積のハンダ付けは慣れるまで時間と手間がかかるため躊躇する方も少なくないと聞きますが、個人的にはスケールに関係なく長く艦船模型をやってゆくのであれば必須の手法の一つだと考えています。この窓枠の自作に限らず、マスターできれば製作の選択肢が格段に広くなります。


 余分な部分を切り離して羅針艦橋に組み込んだ所です。強度はエッチング部品よりもむしろ丈夫な程です。


 羅針艦橋の天蓋を加えて艦橋の基本形ができました。これからディテールを加えてゆきます。

初代海王丸の現況。

2010–12–13 (Mon)
 先週、用事で富山に行く機会があり、帰りに新湊の初代海王丸に寄ってきました。足を運んだのは2年ぶりで、この間に船長を初めとする海王丸財団の職員の多くが交代したのですが、見た目には以前とほとんど変わりがないように見えました。もっとも、保存船にとってはそれ自体が大変で、関係者の努力無しには成り立たない事です。


(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 画像奥に見える橋は富山新港の湾口を横断する新湊大橋で、2年後の完成に向けて建設中です。橋とのコントラストで景観が一段と良くなりました。


 以前に比べて船内に航海訓練所のポスターや広報物が増えていました。画像は第一教室ですが、他にも一等航海士室の入口で日本船主協会の広報DVDが無償配布という形で積んでありました。


 フォアブリッジから右舷側後方。この周辺も2年前とほとんど変わりがありません。




 初代海王丸が係留されている岸壁の向かい側に、日本海交流センターという関連施設があります。ここは海王丸財団の事務所や多目的教室・会議室などがあり、エントランスに世界の帆船の模型完成品が展示されています。その中に混じって一般からの貸与品として東京書芸館(銀座国文館)製1/144戦艦大和の完成品が展示されていました。


 新聞の広告にも載っていたため御存知の方もあるかもしれません。実物を見るのは初めてで、やや場違いな感もありましたが、目にした時には全長約2mの大きさに圧倒されました。しかしながら近寄ってよくよく見てみると、売価の割に塗装や張り線の処理に荒さが目立ち、細部の表現は昨今の1/350にも劣るような感じで、少し落胆しました。それでも全景を目にした迫力は小スケールとは比較にならないものです。

1/350で何か作ってみる(その36)

2010–12–10 (Fri)
 前回の続き。


 羅針艦橋の床面を切り出して調整した所まで。裏面を工作する関係で前端だけ合うようにしてまだ接着はしません。この上に天蓋や測距儀などを載せてゆきます。

1/350で何か作ってみる(その35)

2010–12–07 (Tue)
 製作は上部構造に移ります。むしろここからが「本論」になります。

 まず艦橋ですが、キットの艦橋は雑感でも触れたようにバランスに問題があり、また作ろうとする艦は羅針艦橋の形状が少し異なるため、プラ板でそっくり作り替える事にします。


 とりあえず三層構造の二層部分の基本形を形にした所まで。5,500トン軽巡の艦橋は球磨型最終艦の木曽以降、竣工時に於いて艦橋に艦載機格納庫と滑走台を設置していた関係で、曲線部がほとんど無い箱形の形状になっています。また元々格納庫として用いられたために、2層目の上部艦橋甲板とその上の羅針艦橋の高さが開いているのも特徴の一つです。艦橋の航空兵装は就役後の短い期間で後に廃止されましたが、角形の艦橋の基本形状は最終状態まで残った艦がほとんどだったようです。


 基本角形なのでその分製作は楽ですが、塗装の事も考えて分解組立できるように作ります。

 以下次回。

短信2

2010–12–04 (Sat)
今週は多忙に加えて体調を崩し製作どころではありませんでした。
多忙も一段落し体調も大分良くなったので、また戻れると思います。

それと、前々回の多摩の覚え書きで球磨型の図面として鬼怒を挙げましたが、鬼怒は長良型なのでこの括りには当然入りません。変な思い違いをしていました。

 | HOME | 

プロフィール

MOMOKO.120%

Author:MOMOKO.120%
職業:自営業見習い
趣味:ブログの通り
模型の守備範囲:船
Webページ:模型の缶詰

現在は1/100初代海王丸の製作を一時休止して、ハセガワ1/350空母隼鷹を製作しています。

Twitter

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

カレンダー(月別)

11 ≪│2010/12│≫ 01
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

月別アーカイブ

2017年 04月 【3件】
2017年 03月 【2件】
2017年 02月 【3件】
2017年 01月 【3件】
2016年 12月 【5件】
2016年 11月 【5件】
2016年 10月 【4件】
2016年 09月 【6件】
2016年 08月 【4件】
2016年 07月 【4件】
2016年 06月 【3件】
2016年 05月 【4件】
2016年 04月 【2件】
2016年 03月 【7件】
2016年 02月 【4件】
2016年 01月 【3件】
2015年 12月 【4件】
2015年 11月 【2件】
2015年 10月 【3件】
2015年 09月 【3件】
2015年 08月 【6件】
2015年 07月 【4件】
2015年 06月 【5件】
2015年 05月 【6件】
2015年 04月 【5件】
2015年 03月 【5件】
2015年 02月 【4件】
2015年 01月 【6件】
2014年 12月 【5件】
2014年 11月 【5件】
2014年 10月 【4件】
2014年 09月 【4件】
2014年 08月 【5件】
2014年 07月 【1件】
2014年 06月 【1件】
2014年 05月 【3件】
2014年 03月 【1件】
2014年 02月 【1件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【1件】
2013年 11月 【1件】
2013年 10月 【2件】
2013年 09月 【2件】
2013年 08月 【2件】
2013年 07月 【1件】
2013年 05月 【1件】
2013年 04月 【1件】
2013年 03月 【1件】
2013年 02月 【3件】
2013年 01月 【4件】
2012年 12月 【4件】
2012年 11月 【6件】
2012年 10月 【2件】
2012年 09月 【2件】
2012年 08月 【2件】
2012年 07月 【2件】
2012年 06月 【3件】
2012年 05月 【4件】
2012年 04月 【1件】
2012年 03月 【2件】
2012年 02月 【4件】
2012年 01月 【9件】
2011年 12月 【8件】
2011年 11月 【6件】
2011年 10月 【14件】
2011年 09月 【8件】
2011年 08月 【5件】
2011年 07月 【6件】
2011年 06月 【4件】
2011年 05月 【4件】
2011年 04月 【4件】
2011年 03月 【1件】
2011年 02月 【3件】
2011年 01月 【3件】
2010年 12月 【7件】
2010年 11月 【9件】
2010年 10月 【9件】
2010年 09月 【10件】
2010年 08月 【11件】
2010年 07月 【6件】
2010年 06月 【4件】
2010年 05月 【5件】
2010年 04月 【5件】
2010年 03月 【3件】
2010年 01月 【3件】
2009年 12月 【7件】
2009年 11月 【4件】
2009年 10月 【1件】
2009年 09月 【5件】
2009年 08月 【10件】
2009年 07月 【3件】
2009年 06月 【5件】
2009年 05月 【9件】
2009年 04月 【2件】
2009年 03月 【9件】
2009年 02月 【7件】
2009年 01月 【9件】
2008年 12月 【7件】
2008年 11月 【9件】
2008年 10月 【4件】
2008年 09月 【9件】
2008年 08月 【9件】
2008年 07月 【11件】
2008年 06月 【10件】
2008年 05月 【11件】
2008年 04月 【10件】
2008年 03月 【10件】
2008年 02月 【14件】
2008年 01月 【15件】
2007年 12月 【16件】
2007年 11月 【15件】
2007年 10月 【15件】
2007年 09月 【15件】
2007年 08月 【16件】
2007年 07月 【15件】
2007年 06月 【15件】
2007年 05月 【17件】
2007年 04月 【15件】
2007年 03月 【15件】
2007年 02月 【14件】
2007年 01月 【16件】
2006年 12月 【16件】
2006年 11月 【15件】
2006年 10月 【16件】
2006年 09月 【15件】
2006年 08月 【15件】
2006年 07月 【17件】
2006年 06月 【13件】

ブログ内検索

リンク

RSSフィード

ブログランキング

気に入っていただけましたら
押して頂けると励みになります

AD banner

楽天で探す
楽天市場