年末の御挨拶

2007–12–31 (Mon)
 今年もあと数時間
 一年の御贔屓に深く感謝します。
 来る年も一つでも多く良きキットや話題のあらんことを。

1年のまとめ

2007–12–29 (Sat)
 昨年の末の状況がこれで、

20061228_1

 今年の末がここまで。

20071229_1

 結局今年の製作はこの約30cm×12cmの空間に終始しました。

 今年は諸般の事情でブログには書かなかったのですが、実船の現役当時の写真や資料を探して東奔西走した年でもありました。その結果、写真判定や推測で作らざるを得ないと考えていた船底の保護亜鉛板の装着状況や空中線の展開図、レーダーの導波管の仕様、配管の識別塗装の明細などがかなり明確になってきました。いずれも今まで見聞きした範囲の組立/展示模型ではあまり表現されていないものなので、もう少し確度の高い内容になりそうです。

 たった1枚の写真から全体を推測しなければならない局面が少なくない旧海軍の艦艇に比べれば、資料的にははるかに恵まれているはずですが、恐らく日本で最も有名な船の一つであるこの初代海王丸/日本丸でさえ、市販の書籍には旧海軍艦艇では当たり前の詳細な変遷図すらなく、イチから作る羽目になったように、意外に模型に直結する資料はありません(現在、航海訓練所には実船の工事関係の資料は一切残っていないそうです)。

 逆に言えば、現在数多く市販されている旧海軍関係のモデリングガイドも、最初からそういった形であった訳ではなく、数多くの先人が残存資料を掘って整理してまとめたものです。その途方もないプロセスと苦労の一端がわかったような気がします。

船首楼の製作・後編(その14)

2007–12–27 (Thu)
製作は船首楼後部の船室側面がかなり出来つつあります。

20071227_1

 この部分の配管は一通り付けました。洗い場の清水ポンプの右側の飲料水管は途中で切れていますが、これは後部のデイリータンクから、キャット・ウォークと呼ばれる船首楼と長船尾楼甲板の連絡通路の下を通ってここに付くもので、残りはその通路を付ける際に一緒に工作するつもりです。右舷側のブルワーク付近の塗装が剥げていますが、これは後で塗り直します。

 年内はこれで終わり、年の頭は清水ポンプとブルワークの間に収納されている副錨の製作から始めます。

短信3

2007–12–25 (Tue)
 ようやく起きられるようになりましたが、とりあえずは年末年始の準備です。散々な目にあいました。

短信2

2007–12–23 (Sun)
 相変わらず体調最悪で少ししんどい有様です。連休中に正月準備をするつもりでしたが、それどころではありません。なんとも頭の痛いところです。

短信

2007–12–21 (Fri)
 また体調が悪くなり、しばらく伏せていました。どうも減量で身体の抵抗力まで落ちているようです。

雑感:ライオンロア1/350高雄用ディテールセット(後編)

2007–12–19 (Wed)
 部品は必要と思われるものはかなり入っていますが、幾つか足りないものもあります。ざっと見た限りでは艦橋の回転式手旗信号台、シェルター甲板開口部の魚雷積込用クレーン、艦尾の滑り止めや空中線支柱に煙幕発煙器のノズル、救命浮輪の格納枠などが挙げられ、特に回転式信号台は目立つ上に自作が難しいため入れて欲しかったところです。手すりは艦橋や機銃台の連結部には貼る指示がありません。実測していないので単なる指示漏れなのか本当に無い(余らない)かどうかはわかりませんが、その部分には注意する必要があります。

 個々のエッチングパーツのモールドはヤヌス・シコルスキー氏の図面が元になっているようで、他社の汎用品と比べても実感があります。特に水密扉は他社の汎用品がただ単に1枚扉を貼り付けるだけなのに対して、このライオンロアのものはフレームと扉を折り曲げて重ね合わせて使うため、より実感がありますし、開状態とするのも容易です。ただし、12.7cm連装高角砲はエッチングと金属部品にレジンパーツを組み合わせて作るものですが、パッケージの完成写真を見る限りでは組立に手間がかかる割に今一つ特徴を掴み切れていない印象を受けます。

 砲身の防水カバーと一体化された主砲塔がレジンパーツとして入っています。砲塔のモールドは良く縁の放熱孔もきちんと表現され、防水カバーの表現もまずまずです。

 説明書は図解のみで、明らかに記述漏れと思われる部分も散見されますが、こういうセットを買い揃える方はそれなりにスキルも知識もある方だと思いますので、その辺は判断できると思います(一般的に艦船のエッチングは模型初心者の手に負えるものではありません。特にこのライオンロアの製品は変形しやすい真鍮製でかつ組立も容易ではない部分が多いため、エッチングをある程度組み慣れた方でないと難しいのではないかと思います)。

 パーツ一覧でわかるように、これは1942年の高雄限定のセットで、他の時代や他艦への流用は考慮されていません。少なくとも愛宕は航空機作業甲板の滑り止めの範囲が異なりますし、私自身は未見ですが、大改装後の摩耶の公式図には航空機甲板にリノリウムの押さえ板が描かれていると言われています(アオシマ1/700の表現はこれが元になっているようです)。鳥海には大型の航空機作業甲板がなく、1942年当時ならばカタパルトも使えません。また、この記事を書いている時点では1/350の電探単体のセットはまだ発売されていないため、1944年当時の高雄にするにはその点がネックになりそうです。いずれにせよ、他艦への流用の際は良く調べた上で使う必要がありそうです。

 ライオンロアの専用パーツセットは同型他艦や他時代のバリエーション展開は今の所行われていません。もちろん今後のことはわかりませんが、艦尾艦名板が他のパーツと一緒にセットされている事から見てその可能性はあまり高くはないのではと思います。


まとめると、
・汎用品を買い揃えるよりは手軽で独自パーツも多い
・内容はヤヌス氏の図面に沿ったもので12.7cm高角砲を除けばまずまず
・使用に当たってはそれなりのスキルと知識が必要
・他の年代設定や同型他艦への流用には注意
ということです。

雑感:ライオンロア1/350高雄用ディテールセット(前編)

2007–12–17 (Mon)
 ライオンロアの1/350高雄用ディテールアップセットが出たので買ってきました。既に大和や雪風など何種類か出ている、専用エッチングと金属砲身+αの特盛セットで、汎用の既製品を買い集める手間が省ける上に、価格も(決して安いものではありませんが)汎用品に比べれば独自パーツも多くトータルでは割安になっています。

 エッチングのパターンには著作権があるらしく、メーカー以外のショップでは高解像度の画像紹介は控えているようです。そのため、ここでも画像を載せることはしませんが、その代わりに「中に何があるのか」を言葉で書いてゆきます。

 セットは専用エッチングが8種類9枚、砲身などの金属、レジンパーツから成ります。内訳は以下の通り。
エッチングパーツ(A)~(H)+飾り台銘板

手すり(艦首甲板用、上甲板・シェルター甲板用、機銃座周辺・探照灯塔用、
砲塔用)


舷外電路一式
航空機作業甲板通風筒天蓋
クレーン回転ギア上部
救命浮輪×4
主錨鎖
菊花紋章


呉式二号五型カタパルト×2式
航空機運搬台×3
航空機滑走車(複座観測機用、三座水偵用各×2)
カタパルト台座
ラッタル(6種類×2~4)※舷梯は含まれず
後部マストクロスツリー下部三角板
航空機運搬軌条
航空機回転盤
艦尾信号燈

(2枚、数値は2枚分の合計)
25mm連装機銃×8式
12.7cm連装高角砲×4式
探照灯前面シャッター×6
主砲塔前面窓
パラベーンカッター+翼板+ウエイト×6
主砲塔垂直梯子(側面用・背面用)
零式三座水偵風防枠×4
主砲塔測距儀フード(右舷用・左舷用)
機銃弾薬箱(大×18、小×48)


水密扉(5種類、内1種類は開状態選択可[扉両面モールド有])×4~10
艦載艇架台(5種類)×2~6 ※9mカッター、内火艇、内火ランチ用
甲板ハッチ(2種類×各6)
三角サポート(中央機銃座支柱用×72、指示なし×80)
航空機作業甲板下部船室出入口(両開き)
前後部マスト用垂直梯子(6種類)
リール(大2種類×各5、中×13)
甲板天窓×16


ボートダビッド一式(梯子等含む)
9mカッター用オール
艦首旗竿
艦尾旗竿
舷側ダビッド
後部マストクレーンブーム
同リギング
艦尾艦名板(お か た)※実際の艦名は「を か た」なので使用不可
主錨
小錨 ※中錨なし、小錨を艦尾両舷に付ける指示
通風口グレーチング(7種類)
機銃座支柱
探照灯座支柱
艦橋窓枠(2種類)
艦載機プロペラ ※零観/零水偵共通
煙突前面梯子
2番主砲塔空中線支柱
後部艦橋側面垂直梯子


煙突格子
前部煙突作業台
煙突ジャッキステイ一式
前部・後部マスト補強桁
探照灯床面
内火艇関連部品×2隻分 ※スクリューや舵は含まれず
内火ランチ関連部品×2隻分 ※同上
機銃座~艦橋間通路


航空機作業甲板
同側面支柱
中央機銃座甲板一式
艦橋測的所床面
後部マスト後部見張所床面
同作業灯台床面(2種類)
同クロスツリー床面
艦橋機銃座 ※下部サポートは含まれず
後部マスト下部補強桁(2種類)

その他
飾り台銘板×1

金属パーツ
主砲砲身×10
12.7cm連装高角砲砲身×8
同駐退発条筒×16

レジンパーツ
主砲塔×5
同測距儀×3
12.7cm連装高角砲電動機室×4

以下次回。

短信2

2007–12–15 (Sat)
 相変わらず体調は良くありませんが、起きられるようにはなりました。

20071215_1

 次回からしばらく、これについて書きます。

短信

2007–12–13 (Thu)
 あまり体調が良くありません。よって製作も変わりなしです。

船首楼の製作・後編(その13)

2007–12–11 (Tue)
 前回の続き。清水ポンプが一応形になりました。

20071211_1

 どんなスケールでも同じですが、実物があって、なるべくその構造がわかる形で表現を簡略化してゆくのはなかなか面倒な作業です。

船首楼の製作・後編(その12)

2007–12–09 (Sun)
 海王丸のウェルデッキの、右舷側の船首楼船室壁面に手動の清水ポンプがあります。割と特徴的な装備品ですが、キットには部品がありません。

20071209_1
(1986年1月7日撮影)

 電動ポンプが無い時代は、甲板上のデイリータンクには毎日この手動ポンプで汲み上げて給水していたといいます。以前にも書きましたが、遠洋航海中に清水が切れるのは死活問題でしたから、その使用には厳しい制約があり、場合によっては蛇口に鍵を掛けることもあったそうです。基本的な構造と大体の装備位置は日本丸と同じですが、形状には違いが見られます。

 現役当時は写真が示すように清水の識別塗装である青色で塗られていましたが、現在の保存船では緑で塗られています。また写真の左側の管は11月29日付で述べた雑用水管、右側は飲料水管(青細帯二本)です。

20071209_2

 それで、製作はまだここまでです。なかなかバランスが取れません。

短信2

2007–12–07 (Fri)
 相変わらず、製作は見た目変わりがありません。師と呼ばれる身分でなくとも色々と走り回りたくなる季節ではあります。

短信

2007–12–05 (Wed)
 製作は相変わらず見た目変わりがありません。

 北陸は今の時期はずっと低い雲が垂れ込める天候が続きます。産まれた時から冬の空といえば鉛色という記憶が擦り込まれているためか、変に青空が広がると逆に居心地が悪くなります。私は子供の頃に親の転勤で一時期関東地方に引っ越した事がありましたが、テレビに映るチャンネルの数が倍になったことと、冬に青空が続く気候に強いカルチャーショックを受けた記憶があります。

 今年はまだわかりませんが、最近は私の子供の頃よりも降る雪の量は少なくなっています。それでも関東地方に比べて雨や雪の日が圧倒的に多い事には変わりなく、模型にとってはあまり良い環境とは言えません。着込むだけ着込んで足に厚手の靴下と毛布を巻き、電気ストーブを背に換気扇を掛けながらという、健康に良いのか悪いのかよくわからない状態です。

ハセガワ、1/350空母赤城発表。

2007–12–03 (Mon)
 お題の通り、昨日のJMC東京会場で企画が発表されたとの事です。企画発表だけで詳細は明らかになっていないようですが、戦艦長門の発売前から雑誌インタビューで次回作の準備に掛かっている旨をほのめかしていた事もあり、連合艦隊旗艦の次は南雲機動部隊の旗艦と、ほぼ予想通りの展開ではありました。恐らく長門同様に、順次進行状況が公開されるものと思います。

 それにしても、最近の1/350の充実ぶりには目を見張るものがあります。現在の私の製作ペースならば平均寿命まで楽しみが残りそう(苦笑)ですが、年間の艦隊整備予算が大蔵省の査定を軽くオーバーしそうなのは何とも頭の痛い所です。

短信2

2007–12–01 (Sat)
 製作は前回から進んでいません。

 今年も早いものであと1ヶ月。段々時間の流れが速く感じられるようになってきました。クリスマスが過ぎても年賀状の用意がないという事だけは避けたいものです。

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プロフィール

MOMOKO.120%

Author:MOMOKO.120%
職業:自営業見習い
趣味:ブログの通り
模型の守備範囲:船
Webページ:模型の缶詰

現在は1/100初代海王丸の製作を一時休止して、ハセガワ1/350空母隼鷹を製作しています。

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