ウェルデッキの製作・後編(その39)

2007–05–31 (Thu)
 前回の続き。

20070531_1

 若干の修正などがあって、あまり貼れていません。画像右上の四角い囲みはボラードが入る部分です。この付近のパターンも一筋縄ではゆきません。

 それと、少し事情があって船首楼船室側の舷側方向(画像右上、右下部分)の甲板は実船通りに貼れていません。理由はウェルデッキの甲板貼りが終わった後にまとめて書くことにします。

ウェルデッキの製作・後編(その38)

2007–05–29 (Tue)
 前回の続き。

20070529_1

 だいたい甲板の半分程度まで貼れました。吸気口が絡む部分は全て貼り終えましたが、これから取り掛かる両端のウオーターウエイ付近は更にパターンが面倒です。

ウェルデッキの製作・後編(その37)

2007–05–27 (Sun)
 前回の続き。

20070527_1

 青矢印のキセル型吸気口撤去跡の甲板パターンを作り直し、赤矢印の吸気口貫通部のマージンプランクを作った所までです。青矢印の変更には特に根拠はないのですが、元々は赤矢印で示した部分と同じパターンだったため、それを踏襲する形の方がより自然ではないかと考えただけです。左舷側も同じように作り直すつもりです。

 木甲板上の吸気口の基部は一部を除いてこのようなパターンになっています。製作が面倒で仕方がありません。

ウェルデッキの製作・後編(その36)

2007–05–25 (Fri)
 甲板貼りはちょうど中心線上の構造物を囲む所まで終わりました。後部の2番倉口付近の甲板材は前から直線で並ぶようつじつま合わせ調整が大変で、ちょっと苦しい部分もありますが、ここまではほぼ実船と同じパターンと列数で貼れています。

20070525_1

 ウエルデッキ船室と2番倉口の間に円に近い多角形のパターンが4つありますが、ここには元々キセル型吸気口が4基設置されていました。これは1985年春の入渠工事で中甲板実習生居住区の通風改善工事が行われ、画像左側の天窓の丸く空いた穴の部分を貫通する形で機械式の通風装置とダクトが設けられたのと引き替えに全て撤去されました。

 キセル型吸気口の撤去工事は引き抜いて甲板下の鉄板の開口部を閉鎖した上でその部分のみ甲板を張り直したものと思われますが、作業後の甲板の状態は資料皆無につき全くわかりません。ただ、85年春の入渠工事ではウェルデッキの木甲板の張り替えは行われなかったらしく、パターン的には元あったキセル型吸気口のマージンプランクの形がそのまま残ったのではないかと推測しています。内側のパターンは木甲板の水平の並びに沿って埋められたと考えて画像の姿としましたが、これにはあまり根拠はありません。完成後はこの部分のパターンはほとんどわからなくなるので、それでよしとしています。

 ちなみに画像で貼った甲板の端に見える4つの白い円が元々のキットのキセル型吸気口の位置で、実船よりも後部外側にややズレています。

カティ・サーク号の火災事故について

2007–05–23 (Wed)
 事故から1日近くが過ぎ、かなり情報が伝わってきました。先に述べたようにカティ・サークは2009年をメドに大規模な修繕工事中で、マストや甲板材、船内の展示品などは別の場所に移されていて被災を免れたようです。日本では船体の5割が焼けたという報道もありましたが、工事に伴い外板の半分が撤去されていたため、実際は船体がほぼ全焼した模様です。原因として放火説が取り沙汰されていますが、3年前に同じく修理工事中に火の不始末から半焼した神戸メリケンパークのサンタマリア号の事例もありますから、今の段階では何ともわかりません。

 日本でも金閣寺が放火で全焼したように、古い木造の文化財にとって火事は最も恐ろしいものです(といいますか、閉鎖区画が多い船にとって火災は最も危険なもので、ゆえに陸上よりも厳しい防火基準が設けられています)。幸い、と書くと語弊があるかもしれませんが、海に浮かぶ訳ではなく実質的には陸上構造物と同じである事と、マストや装備品の多くが船から取り外され被災を免れているため、船体さえ復旧できれば元通りに再建するのは技術的にはそれほど困難ではないのでは、と考えます。問題はその費用をどうするかという金銭面の部分ですが、保険の有無も含めて現時点ではよくわかりません。

 仮に復旧したとして、船体の外板は全て新しいものになりますし、焼け残った骨組みの鉄骨も強度が落ちていれば新造になるでしょう。「オリジナルの多くが失われた船に意味などあるのか?」という声があるかもしれませんが、重要なのは過去の遺産を現在や未来に伝えるための象徴的な存在であって、正確に再現されていればそれで良いのではないかと考えます。上で挙げた京都の金閣寺は創立当初のものは今では屋根の上の鳳凰ぐらいしか残っていませんが、現在でも日本文化の象徴的な存在ですし、半世紀前に再建されたからといって偽物と言う人はいません。カティ・サークの今後をどう考えるかは最後は現地英国の人が決める事ですが、恐らくこれと同じ捉え方が成されるのではないかと信じています。

保存帆船カティ・サーク号で火災事故

2007–05–21 (Mon)
 英国BBC放送の速報によれば、2009年をメドに大規模な解体修繕工事中だったカティ・サーク号で火災が発生し、かなり大きな被害が出ているとの事です。火災そのものは鎮火に向かい、これから被害調査に向かう模様です。

 とりあえず速報まで。

ウェルデッキの製作・後編(その35)

2007–05–21 (Mon)
 甲板貼りの続き。相変わらず進んでいません。

20070521_1

 貼ってゆくうちにウェルデッキ船室前端両脇に付く吸気口の位置と太さが合わない(赤矢印)事に気が付いたので修正していました。白く見えるのが元の位置と大きさになります。この吸気口の位置は両方共にわずかに異なっています。

ウェルデッキの製作・後編(その34)

2007–05–19 (Sat)
 甲板貼りの続き。あまり進んでいません。

20070519_1

 ウェルデッキ船室の前まで貼りました。左右共にズレなくぴたりと幅に合っています(実船はわずかにズレていますが、縮尺と製作の便宜上合わせてあります)。ここが中心線上の構造物で最も幅の大きい所なので、ここまで合わせれば残りの部分は多少ズレても目立ちません。

ウェルデッキの製作・後編(その33)

2007–05–17 (Thu)
 前回の続き。1番倉口の前まで甲板を貼りました。

20070517_1

 甲板材の配置パターンは現在のものを元に、現役当時の写真などで違いが見られる部分はそれに従うという形を取ります。基本的にウェルデッキの甲板材1枚の長さは4m、船首楼船室の後端(112番フレーム)を起点に、1m毎にずらして貼られています。そのため、横の継ぎ目は縦4枚毎に同じ位置に来る事になります。画像の黒い線はその横の継ぎ目の位置を示しています(甲板材の長さ=フレーム間の距離の倍数ではないので、起点を除いて継ぎ目の位置はフレームの位置とは一致していません)。

 起点から最初の構造物(1番倉口)までが最も神経を使う部分で、左右どちらも同じ枚数とパターンで1番倉口の幅に過不足なく合わせる必要がありましたが、画像の通りぴたりと合いました。ここまでは実船の通りにできています。

ウェルデッキの製作・後編(その32)

2007–05–15 (Tue)
 前回の続き。甲板貼りまずはここまで。

20070515_1

 基本的な考え方は木製帆船と同じで、まず中心線上に1枚貼って、そこから両舷側方向に向かって貼ってゆきます。構造物に当たる板は一部を除いて「ふちどり」のようになっていて、マージンプランクと呼びます。これにはパターンが複雑な部分があり、角の部分も単純な板の継ぎ合わせではなく、角の曲面に沿った形の板を貼り、しかも甲板材と当たる部分の角が落ちているという、何とも模型屋泣かせの仕様です。このあたりはその場合わせで調整しながら貼ってゆきます。

 画像中央の穴はフォアマスト(一番手前のマスト)の通過穴です。このマストのみマージンプランクが少し複雑な形だったようですが、模型では上手く表現し切れていません。板の継ぎ目のピッチも表現が今一つな気がします。甲板は全て貼った後でペーパーで磨くため、そこで目立たなくなれば良いのですが。

 なお、前回に構造物と接する縦の板を先に貼ると書きましたが、少し不都合があったため、幾つか剥がしています。

ウェルデッキの製作・後編(その31)

2007–05–13 (Sun)
 ウェルデッキの甲板貼りで、製作は久しぶりに船体に戻ってきました。

20070513_1

 まず構造物と接する縦の板から貼ってゆきます。接する横の板は甲板を中心線から両舷側方向に張り詰めていってそこまで行った最後に幅を合わせて貼る(つまりその部分の幅のみ1枚分以上2枚分以下になる)ため、ここではまだ貼りません。また洗い場の周辺は少し複雑なパターンなので後でまとめて貼ることにします。

短信

2007–05–11 (Fri)
 海王丸の製作は次からウェルデッキの甲板貼りに入ります。現在はその準備を少し。

 そろそろ5月の静岡見本市向けの新製品が出揃ってきました。青島の1/350高雄・鳥海に関しては少し思う所があるので発売され次第感想を書くつもりです。長谷川の1/700WL重巡古鷹・青葉型もリメイクが完了しますが、これは時間があれば何か書くかもしれません。

 田宮が1/350で唐突に伊400型潜水艦を発表しました。アイテム的には艦船の歴史上欠かすことのできない艦ですが、個人的には戦艦空母は高望みとしても、青島や長谷川に合わせて特型か秋月型の駆逐艦の方がより需要が高かったのではないかという印象がありますし、通信の場でも今一つ反応が鈍いように感じます。田宮の開発方針に一貫性がなく、市場の動向からもややズレた-発表してもかつてのようなサプライズ的な反応がない-事は、90年代の後半からずっと続いている傾向です。特にここ数年は海外勢の台頭や国内他社が1/700と1/350の開発に精力的になっているのに対して何のアクションも起こさず、ようやく出てきた新製品にもサプライズが薄く、他には他社と協同での詰め合わせセット(菊水作戦/真珠湾攻撃)しか策がない現状には深く憂慮する気持ちがあります。

 それと、まだ発売時期ははっきりしていないようですが、トランペッターが1/700でもフッドを発売するらしいので、これも出たら感想を書くつもりです。1/700には田宮の優れたキットがありますが、現在の目では船体の舷側装甲板のモールドが全く無い点が少しつらいので、そこをフォローできるような製品になっていると良いのですが。

ウェルデッキの製作・後編(その30)

2007–05–09 (Wed)
 前回の続き。倉口が一通り出来ました。

20070509_1

 画像左側が1番倉口、右側が2番で、画像では少し判りにくいのですが、現在の1番倉口には船首側の側面、緑と白の塗り分け部分に沿って細長い板が3枚付けられています。この板が現役当時にもあったかどうかは不明ですが、完成後はほとんど目立たなくなるため現在の状態としています。

 倉口の構造は4枚の倉口板を並べてその上にキャンバスをかぶせ、側面の金具に金属板をはめ込む形で四方を留め、三角形の木片を金具に打ち込んで固定し、最後にロープで留めていたようです。模型もその基本構造に従って作っています。

 これも思っていたものとは少し違う気がしますが、もう作り直す元気がありません。

ウェルデッキの製作・後編(その29)

2007–05–07 (Mon)
 前回の続き。

 前にティッシュペーパーで倉口のキャンバスを作った際に、目の粗さが気になって仕方ありませんでした。実際のキャンバスは目などほとんど見えないので模型上の誇張になりますが、かなり粗い気がしました。

20070507_1

 どうもスーパーの特価セール5個200円といった安物が良くないのかもしれないと、今度は1個250円の高級品を買ってきました。比べてみれば表面の違いは歴然。

20070507_2

 画像左側が高級品、右側が特価品です。目の均一性が明らかに違います。右は右でまた違う素材の表現に使えそうですが、それはまた別の話ということで。

20070507_3

 前回と同じようにティッシュを倉口の部品に接着して下側を絞ってシワを作り、サフを吹いた後にハンブロールの106番を吹いた所までです。右側のものは上面の倉口板のモールドが少し強めに出てしまいました。

ウェルデッキの製作・後編(その28)

2007–05–05 (Sat)
 製作は相変わらず進んでいません。作り直しの倉口の、側面の塗装まで終わった所です。

20070505_1

 側面はティッシュ製のキャンバスを貼る作業の関係で、このあと塗膜の強いハンブロールの半ツヤクリヤーを塗る事にします。

ウェルデッキの製作・後編(その27)

2007–05–03 (Thu)
 倉口の製作ですが、1週間前の状態に戻ってしまいました。

20070503_1

 実は一旦形は全部出来たのですが、どうも仕上がりがいまいちと思っていた所で、大きなミスをしていた事が判り、また最初からやり直す事にしたものです。現在は塗装を全て落として表面を整形し直した所までです。非常にへこみますが、自分が決めたことですから仕方がありません。

短信

2007–05–01 (Tue)
 諸般の事情で、前回からほとんど進んでいません。

 倉口はあと2日もあれば出来ると思います。それが済んだらウェルデッキの甲板貼りに移ります。

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MOMOKO.120%

Author:MOMOKO.120%
職業:自営業見習い
趣味:ブログの通り
模型の守備範囲:船
Webページ:模型の缶詰

現在は1/100初代海王丸の製作を一時休止して、ハセガワ1/350空母隼鷹を製作しています。

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