祭り延長戦準備完了

2006–08–30 (Wed)
 追加分のエッチング原稿が全て描き上がりました。

20060830_1

 これは船体各部の天窓やフォアブリッジの正面窓枠などで、一部は前回の作業の際に0.1mmの真鍮板で抜いたのですが、強度的にいまいちだったため、今度は同サイズのステンレス板で抜く予定です。原稿サイズは7cm×11cmほどになります。

 祭りはどうやら秋風が吹く前に終わりそうです。作業を急ぐ理由はいずれまた。

実地見学

2006–08–28 (Mon)
 暑い中、富山の実船まで行ってきました。

20060828_1

 今回は機関部の天窓の一部の大きさがキットのモールドや図面と写真で異なることから、メジャーを持って実寸を図りに行きました。これらは後回しにするつもりでしたが、エッチング祭りの延長戦でまとめて作るため、急遽確認することになった次第です。

20060828_2

 結果はキットも図面も誤りでした(ただし、これは後で詳しく述べますが、1975年頃のキットの設定時期ではモールド通りの形状で、その後に改装されたもののようです)。こういう時に実物があるのは有り難いことで、もちろん時期的なディテールの違いには注意しなければいけませんが、旧日本海軍艦艇では望んでもできないことです。もっとも実物があったらあったで、一切ごまかしがきかないという悩みもありますが。


 富山に初代海王丸が来てから今年で16年になります。海事思想の普及と、富山市内にこれといった観光地や大規模な娯楽施設がない土地柄に依るテーマパーク的な役割を担い、一定の成果は挙げてきました。しかしながら運営に当たっては県から年2億円以上の補助金を投入してようやく成り立っているのが実情で、県が外郭団体に投入する額としては決して小さい規模ではありません。そしてこの補助金も県の財政状況の悪化から近年は千万単位で削られています。また総帆展帆(船の帆を全て広げるイベント、休日に年10回程度実施)に参加するボランティアの数の減少と高齢化も大きな問題の一つになっていて、今はまだメンテナンスも行き届いているように見えますが、このような状況が続けば、そう遠くない未来には船の行方を真剣に案じることにもなりかねません。

 以前、自分のWebページに「地域に密着しない保存船はいずれ立ちゆかなくなる」という主旨の文章を書いたことがあります。それが商業目的であれ、海事思想の普及であれ、なぜこの船はここにいて多額の経費で保存されているのかという根本的なことがらが常日頃より地域住民に理解されていなければ、いつか立ちゆかなくなって最悪の末路をたどってしまいます。そして最悪の事態に直面して慌てて意識喚起を行っても、手遅れである事が少なくありません。千葉県で保存されていたこじま-旧海軍海防艦志賀を始め、少なくない数の保存船がこのような経緯をたどって消えてゆきましたし、今月末にもまた1隻、歴史的な船が日本を去ってゆきます

 それで、初代海王丸の船内にも、併設されている日本海交流センターにも、実船がどういう役割を担ってどんな歴史を刻んできたのかという展示や解説があまり見当たらない点が、私はずっと気になっています。現役当時は富山との接点がそれほど多くなかった船ですから、言葉が良くありませんが、地域住民にとってはいわば「他から連れてきた展示物」に過ぎません。ですから、その歴史や意義を充分に説かずにここに船があるのだから教育の一環だボランティアに参加しなさいと強制した所で、参加する人が増えないのも無理はないと思うのです。現在公開されている海王丸の機関誌を読んでも、その視点がすっぽり抜け落ちたまま、実船に対する理解がない、ボランティアの意識が低いと方法論の入口で嘆いているように感じます。

 もちろん横浜市(初代日本丸)よりもはるかに財政規模が小さく、冬の厳しい気候も抱えた富山県が維持管理に努力されてきた事には深く敬意を表しますし、現在の保存状況は最高級ですが、将来はとても安泰とは言えません。余裕がある間に、地域に押し付けではない理解が進むことを願う限りです。

エッチング祭り延長戦準備中

2006–08–26 (Sat)
 延長戦に備えて、追加分の部品のエッチング原稿を描き始めました。

 絵を描くソフトには大きく分けてペイント系とドロー系の二つに分けられますが、エッチング用の原稿はドロー系の絵画ソフトで描かないと、曲線のエッジがきれいに印刷できません。私はこれまではペイント系でなければ絵が描けなかったのですが、必要に迫られれば何とかなるもので、原稿に必要なものは描けるようになりました。もっとも、エッチングの原稿は黒一色のベタで、簡単な図形を組み合わせればとりあえず形にはなりますが。

20060826_1
画像はクリックすると拡大します

 一応、こんな感じで描いています。ソフトは別に市販品でなくともフリーでも入手できますが、私の場合はイチから始める事になったため、「参考書」がある市販ソフトを選んだ次第です。

 ちなみに画像はリギンスクリューの部品の一部です。

製作微速前進

2006–08–24 (Thu)
前回の続きで右舷側のファイフレールの足をハンダ付けした所です。

20060824_1

 少し強度に不安があったため、前回よりも足の数を増やしています。また、ここは完成後はほとんど見えない所で、かつ強度最優先のため、ハンダは多少多めに盛っています。このあと、上面に0.3mmプラ板を貼って船体との合わせを調整します。

 今週後半はエッチング祭り延長戦の原稿作りや、実船への確認など相変わらずばたばたと忙しい状態です。とにかく秋風が吹く前に祭りを終わらせたいものです。

製作とりあえず前進

2006–08–22 (Tue)
 気温は35度を割ってきましたが、まだ日中は暑く、夜の最低気温が下がらないのは身体に堪えます。体感的には去年ほど辛くはありませんが、それでも熟睡できない分は昼間に回ってきます。

 こういう時は朝昼晩しっかり食べて、冷やしのメニューばかり選ばないのが一番かもしれません。ちなみに今日の昼間はネギとキャベツともやしと卵に、すり下ろしたニンニクを一山入れて煮込んだスペシャルスタミナラーメンを汗だくになりながら汁まで飲んできました。もちろん食べた後には歯を磨いて口臭防止ガムを噛んできますが。


 エッチング祭りの中断の間、とりあえず出来た部品だけでも組むことにします。

20060822_1

 前回整形したファイフレールにはピンレールやリギングスクリューの通過穴、支柱を付ける穴などを開ける必要があります。これはタミヤの幅広のマスキングテープにアルプスのMD-2000で以前に描いた図面をそのまま複写プリントし、それを部品に貼って該当する場所にポンチを打って穴を開けてゆきます。

20060822_2

 穴を開け終わったら、同じくエッチングで抜いた支柱を裏側に取り付けてハンダ付けします。支柱の本数はこの倍以上ありますが、残りは取り付け後にプラ板を切って付けることにします。

20060822_3

 支柱を付けたらブルワークの内側に現物合わせで取り付けてみます。ここでは接着位置を合わせるだけでまだ固定しません。

エッチング祭り再び中断

2006–08–20 (Sun)
 メドが付いたと書いた次がいきなり中断で誠に心苦しいのですが、当面必要な部品を全て抜く前にエッチング液が力尽きてしまいました。

20060820_1

 エッチング槽の中で液が激しく泡を吹いています。こうなってはもう反応しません。

 代わりのエッチング液はすぐに手配しましたが、これは一度処理したら性能が劣化してしまうため、次は必要と考えられる残りの部品をまとめて全て抜くことにしました。幾つかは新たに原稿を起こす必要があり、また実船に行って寸法を確かめる必要もあるため、再開は1週間後ぐらいになりそうです。


 以前、暑い季節は製作意欲が加速すると書きましたが、さすがに気温が35度を越えると屋内にいてもバテバテで、夜もなかなか眠れません。ただでさえ暑い上に部屋にはPCが2台あり、両方がフル稼働する時は熱気が籠もって部屋から逃げ出したくなります(1台はメインのPC、2台目は番組の録画と編集に特化したPCで、ソフトウェアで電源のON/OFFを自動制御しビデオデッキの留守番録画と同じ要領で使っています)。

20060820_2

 今日やっていた作業はこれになります。ウェルデッキのブルワークの内側に付くファイフレールの部品で、0.2mm真鍮板のエッチング片面落としで出来たバリを削り落として整形している所です。このようにウォーターラインキットの船底に付ける金属板を2枚挟んでクランプで留めれば万力の代わりになります。この金属板は先端を加工して縦につなげてWLキットの船底板に敷けば反り防止になりますし、万力の代わりや簡易な金床としても使え、割と便利なものです。

夏のエッチング祭り(その8)

2006–08–18 (Fri)
 2日計10時間ほど掛けて金属板19枚のエッチング抜きを行いました。14枚が成功、5枚が時間の掛け過ぎによる腐食過多で部品の強度が保てず(手で触れるとグズグズと崩れる)失敗しました。そのうち2枚をやり直し、計16枚が終わった所です。部品は最も細い部分で0.2~0.3mmほどですが、両面抜きの原稿のズレはほとんどありませんでした。

20060818_1
この画像はクリックすると拡大します

 エッチング液は新品を使いましたが、これは使用を重ねるにつれて反応が鈍く遅くなるため、まず部品面積の広い部品から始め、反応が鈍くなるにつれて腐食過多の影響を受け易い、細い部品に移してゆきました。反応が遅ければそれだけ引き揚げのタイミングが図りやすくなります(それでも失敗しましたが)。また、エッチング槽は空気ポンプでかき回していますが、腐食の進行速度が部分によってやや異なるため、金属板は穴が開き始めたタイミングを見計らって上下逆さに吊し替えています。

 まだ失敗やり直しが3枚と、未処理が1枚残っていますが、エッチング液の劣化が激しいため、とりあえず当面必要な残り2枚分を処理し、残りは次の機会に持ち越そうと考えています。

20060818_2

 エッチング抜きが終わったら、転写したトナーを取り除きます。藤崎氏の解説ではラッカー系溶剤で溶かすとあり、実際それで落ちるのですが、私の場合は数が多いため溶剤がどれだけあっても足りません。そのため、デザインナイフの刃を逆に刺し、その先で金属板の表面に付いたトナーを削ぎ落とし、最後にラッカー系溶剤で洗浄することにしました。

 今回の祭りは、ほぼメドが付いてきました。

夏のエッチング祭り(その7)

2006–08–16 (Wed)
 当面必要な部品の金属板へのエッチング原稿の転写が終わりました。5×10cmで厚さ0.3mmの真鍮板17枚、ステンレス板3枚、8×9cmで厚さ0.1mmの真鍮板1枚になります。

20060816_1

 さすがにこれだけ転写するのは疲れましたが、まだ下準備があります。

20060816_2

 原稿の枠からはみ出した部分をタミヤのマスキングテープで覆うと共に、上下にエッチング槽に吊すための穴を開け、また転写時のパターン欠けがある部分はレジストペンで塗り潰しておきます。

 エッチングの作業は一気に済ませます。

夏のエッチング祭り(その6)

2006–08–14 (Mon)
 準備は全て整ったので、いよいよエッチングの部品量産に掛かります。まずは真鍮板にアイロンでパターンを転写します。具体的な手順は以前にも紹介した藤崎ヒロ氏のWebの解説に従っていますが、両面抜きの原稿の合わせ方は違うので、それを書いておきます。

20060814_1

 まず1枚の用紙にオリジナルのパターンと、それを水平反転させたものをモノクロレーザープリンタで印刷します。

20060814_2

 用紙を半分に切り、片側の原稿の上側に使用する真鍮板と同じ厚さのプラ板と、原稿を覆う形で透明プラ板(この場合0.3mm厚)を、両面テープで軽く留めます。

20060814_3

 これをガラス板に留めて裏側から蛍光スタンドの光を当て、それに合わせる形で最初に切り離したもう一方の原稿を合わせ、上のプラ板にテープで留めます。

20060814_4

 位置合わせが終わったらガラス板から外して透明プラ板を抜き、エッチングに用いる金属板を原稿がズレないように挟んで、木の台の上に乗せてアイロンを置きます。約30秒ほどで原稿のトナーが金属板に付くので、そこで一旦アイロンを放してプラ板が付いている部分の台紙をハサミで切り離します。そして藤崎氏の解説通り両面にまんべんなくアイロンを掛けます(0.3mmでは5~6分程度掛けないと定着しないようです)。掛け終わったら不要な部分の台紙をハサミで切っておきます。

20060814_5
この画像はクリックすると拡大します

 そして台紙を水や蒸しタオルを使って取り除いて出来上がります。上の画像は滑車のパーツの一部になります。アイロンの取り扱いに注意すれば、下準備は非常に容易に出来上がります。

 注意する点としては、エッチングを抜くためのパターンを直接金属板に転写するため、感光版に露光する場合の原稿とはポジネガが逆になること、すなわち抜く部分を白で、抜かない部分を黒で作る必要があります。またこれは私の場合だけかもしれませんが、台紙を除去する過程でパターンが欠けてしまう事があるため、原稿はそれを前提に作る必要があるようです(特に角の部分が欠けやすいようです)。

インターミッション

2006–08–12 (Sat)
 エッチングの原稿は全て出来上がり、素材の準備もできました。以降、5×10cmの真鍮板17枚とステンレス板3枚を順次エッチングで抜いてゆきます。

 この初代海王丸の製作は7月末で丸3年が過ぎ、全体の3割も終わっていません。滑車やリギンスクリューの自作にメドが付いたことで、今後の製作ペースは上がってゆくだろうと思います。私の場合はアンカーチェーンの時もそうでしたが、方針を決めるまでが長く、決まれば後はスムーズに行く事が多いようです。

 製作期間が長くなると、どうしても体調や環境の変化などで製作ペースが落ちたり興味が他に移ったりして、製作自体を放棄することにもつながりかねません。全体像がある程度事前に描けていれば、どんなに意欲が落ち込んだとしても気持ちを立て直した時に続きを始めれば良いだけですが、そうでなければパテが所々に付いたプラやレジンの塊と、どうしようもない徒労感だけが残ってしまいます。メンタル面の維持といった事は、特に製作期間が長くなりがちな艦船では重要な要素の一つだと思うのですが、模型雑誌やテクニックガイドなどに載る事はほとんどありません。

 私は上にも書きましたが、全体の中で今の工程がどこにいるのか、という事を常に意識するようにしています。現在製作中の初代海王丸で言えば、大きな流れは船体→マスト→リギングであり、細かい流れはウェルデッキ露天部→船首楼内部→ウェルデッキ閉鎖部であり、そこで強度を必要とするものと共に当面必要な部品をエッチングで量産しようとしている訳です。特に似たような工程が続くことが多い艦船の場合は、全体が見えないと長引くにつれてメンタル的な意欲が下がったり製作の方針がブレて立ち往生する事にもつながってしまうように私自身は感じています。

 船を作る時は必ず船体の製作から入りますが、これもまず全体を把握することが目的で、その段階でディテールの取捨選択が決まってゆきます。

夏のエッチング祭り(その5)

2006–08–10 (Thu)
 滑車は出来上がりましたが、それが船全体に比較して妥当な大きさかどうかを確かめないと量産に掛かれません。

20060810_1
この画像はクリックすると拡大します

 マストと最も下のヤードを仮に立ててトップを付け、その下に滑車を下げて動索を仮に通して写真を撮り、実船写真と比較してみます。滑車の大きさは妥当なようですが、接続するシャックルや滑車のリングがやや長いようなのでもう少し詰めることにします。

20060810_2

 滑車と当面必要なパーツの形と大きさが確定したので、エッチング量産用の原稿を作成します。これはシングルブロックの原稿で1枚(約9.5cm×4.5cm)当たり88個分で8枚抜きます。


 夏は真っ盛り、私の場合は汗だくの今の時期が最も製作意欲が強くなります。腹を出さないことと電化製品のつけっぱなしに注意すれば、ごろんと部屋の床にうたた寝すればすぐに疲れも取れて気分も転換できます。

夏のエッチング祭り(その4)

2006–08–08 (Tue)
 前回書き忘れた事ですが、キットにも一応滑車の部品があります。しかし入っているのはスケールオーバーのシングルブロック1種類で使い物になりません。

 滑車をどうやって作るかは製作開始前に決めていなかったことの一つで、当初はevergreenのプラ角棒をスライスして作ろうかなと考えていました。しかし均一性に難がある上に必要個数を揃えるには非常に時間がかかることから、もっと短時間で効率良く製作できる方法を探していました。エッチングの滑車自作にメドが付いたことで、工期が1年近く短縮できそうです(とはいえ、完成はまだまだ先ですが)。

20060808_1

 前回触れたシャックルという金具は、主に船体各部に埋め込まれたアイボルトと滑車やリギンスクリューを接続するために用いられるもので、上の写真の赤矢印で示したものがそれになります。Uの字型の金具の先端が輪になっていて、まず全体を滑車のリングに通し、アイボルトの中心と先端の輪を合わせてボルトをネジ込んで留めます。模型でも同じように作ります。

20060808_2

 前回のテストパターンでは組立が上手くゆかなかったため、パターンを変えてエッチングで0.3mm真鍮板を抜きます。写真は抜けていないように見えますが、ちゃんと抜けています。

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 右側に見えているのがエッチングで抜いてUの字に曲げた部品、中央がアイボルト、左側が前回組み立てたダブルブロックです。これらを組み立てて下の0.35mmの真鍮線を通してハンダ付けします。

20060808_4

 これが組み上がった一式になります。形状的には最初に示した実船のものと同じですが、まだ考えることがあります。

夏のエッチング祭り(その3)

2006–08–06 (Sun)
 ウェルデッキのファイフレールを作るに当たって、その下にいくつか滑車が付くため、その形も確定しておく必要があります。初代海王丸の滑車は形状的には約6種類ほどありますが、ここでは最も数が多いシングルブロック(単滑車)とダブルブロック(二輪滑車)を作ることにします。

20060806_1

 まず原稿を作成してアイロンで真鍮板にパターンを転写し、エッチングで抜きます。前回0.2mm厚を使うと書きましたが、試しに作ってみたところ、どうも折り紙っぽい感じになったため、0.3mm厚で抜くことにしました。裏側は「折れ線」の部分で0.3mm程度マスクが切れるように作ってあり、この部分が線状に厚みの半分態度浸食されることによって、組立の際に簡単に折れ曲がるようになります。

20060806_2

 次に滑車のリングの部分も作ります。中央のやや長細い輪がそれです。写真では銅板のように写っていますがこれも真鍮板で、またかなり部品を使ってから撮影したためあまり残っていませんが、エッチングはズレることも脱落することもなく仕上がっています。その左側の板状のものはリギングスクリューの部品の一部、右側の輪はアイボルトと呼ばれる各部に滑車やロープを接続する金具、右端はシャックルと呼ばれる接続金具の部品(のつもり)です。これらはいずれもテストパターンです。

20060806_3

 エッチングで抜いた滑車本体とリングをハンダで留めたものがこれになります。左の2個がシングル、右の1個がダブルブロックで、中には0.5mmの真鍮線が差し込んであります。1個の組立に要する時間は約5分、必要個数は両方合わせて約700個なので、理論上は約60時間で仕上がることになります。実際は約1ヶ月半ほどかかりそうですが、これで滑車の量産にメドが付きました。

夏のエッチング祭り(その2)

2006–08–04 (Fri)
 ようやくエッチング用の真鍮板が入荷したので引き取ってきました。エッチング祭り再開です。

20060804_1

 まず以前示したウェルデッキのファイフレールの支柱抜きから。右下にテスト用のパターンを幾つか付けています。真鍮板は0.3mm厚を使います。

20060804_2

 前回にテストした時はパターンの転写時に多少繊維が残っていても問題がなかったため、完全に繊維を取り除かずにエッチングをやってみました。しかしながら見事に失敗。繊維も取れず思うように抜けてくれません。

20060804_3

 次は神経質に取り除いてみました。その過程で上側1列のパターンが剥がれてしまったのですが、抜き自体は問題なくできました。左下のアイボルトはリング外径1mm、内径約0.4mmですが強度を保ったまま抜けています。

祭り待機中

2006–08–02 (Wed)
 まだエッチング用の真鍮板が入荷しません。仕方がないので原稿を少し手直ししていました。

20060802_1

 これは滑車のテストパターンです。前回は3mm×2mm×0.3mmで作りましたが、その後の再検討でもう一回り小さい(ほぼ実船の縮尺大)の2mm×1mmで作ろうと考えています。そのため使用する真鍮板も0.2mm厚のものを使う予定です。またパーツの空間も1mm以下まで狭めています。
これが上手くゆくようであれば改めて正式パターンを作ります。

20060802_2

 これは天窓の一部やブルワーク内側のモールドなどです。これは0.1mm厚の片面落としで作る予定です。

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プロフィール

MOMOKO.120%

Author:MOMOKO.120%
職業:自営業見習い
趣味:ブログの通り
模型の守備範囲:船
Webページ:模型の缶詰

現在は1/100初代海王丸の製作を一時休止して、ハセガワ1/350空母隼鷹を製作しています。

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