1/100海王丸の製作は一時休止します。

2016–08–27 (Sat)
 前回の記事にも書きましたが、今年の秋にハセガワから1/350で空母隼鷹が発売されます。隼鷹は個人的にも思い入れの深い船の一隻で、もし大スケールのキットが出るような事があれば何をさておいても作りたいと、子供の頃からずーっと思っていました。

 当初は1/100海王丸とは平行して作るつもりでしたが、資料の検討や準備作業もあり、予定通りならばキットが出るまでそれほど猶予はありません。それで、平行で工期がダラダラと延びるよりも集中して作る方が良いだろうと考え、当面の間は1/350隼鷹の製作をメインとし、1/100海王丸については進捗があった時にその都度記事を書くことにします。

 隼鷹はまだキットが出ていませんが、事前にできる事もかなりあります。
 以下次回。

1/100初代海王丸を作る:船体の再製作(その52)

2016–07–30 (Sat)
 前回の続き。

(この画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 前回の記事でサフを吹くところまでと書きましたが、幾つか調整するところがまだ残っていてそこまで至っていません。



 一時的に多忙になっている関係で、この製作は恐らく来月末頃までは見た目変化が無いだろうと見込んでいます。そのため、8月に関しては最近行った場所やその他の事柄を幾つか書くつもりです。

1/100初代海王丸を作る:船体の再製作(その51)

2016–07–16 (Sat)
 前回の続き。

保存船、上甲板右舷側の通路の船尾端から船首方向を見る
(2006年10月27日撮影)
画像左の木製ショーケースの下の部分が搬入ハッチになります。
(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 この船は建造当時と比べて、機械による通風環境の改善と電気設備の増設が図られ、その結果として通路の天井には通風ダクトや無数の電線が伸びる事になりました。特に電気設備は1985年のこの頃になると発電機の能力の限界近くまで達し、限られた部署にしかなかった冷房設備の使用すら制約をきたしたり、イルミネーションを点灯する際は船内の照明まで落とさないと追いつかない状態だったと聞きます。現在の保存船には特に解説はありませんが、こういうところにも船歴の古さと長さを偲ばせるものがあります。


 右舷舷側のハッチの開口部から見える範囲が一通りできました。画像は手前が船首側、左の通路が右舷側になります。

 中央の搬入ハッチに接している台と上の機器は1985年のNHKの取材映像に映っているものですが、正確な形状と用途は判りません。上甲板区画のどこかに印刷とコピー機の専用台があったらしいのでそれではないかとも考えますが、85年当時にこのような卓上式のコピー機があったのかどうかはっきりせず確証はありません。現在の保存船では搬入ハッチの外側は開口部になっていますが、85年当時は上述の映像から台がある事だけは間違いないので、部分的に閉鎖されていたものと考えられます。模型ではこの部分は見えないので甲板をそのまま延伸した形にとどめています。

上甲板搬入ハッチ周辺図
公式図上では1964年春に真下の中甲板にレントゲン室が設置された際に
貫通部が半分に削られたため
ハッチ自体は赤で囲った半分しか機能していない事が示されています。


 天井の配線類は今となっては確認のしようがありませんが、1970年代後半の船内写真を見ても同じように配線の束が走っているため、現在の保存船の状態から見える部分だけをアレンジして作っています。中央の黒い円形のものは通風ダクトの空気吹出口です。


 完成後は光源のほとんどが遮られるので上の画像のようにはっきりとは見えないはずですが、このような大型模型では開口部を覗いてがらんどうより少しでも何か見えたら面白いと思います。この製作ではウェルデッキ(船首側上甲板露天部)の天井も同様の手順で作るので、そのテストも兼ねています。



 これで船体外側の多くの部分が作れたので、
 次は一旦船体にサフを吹いて表面状態を確認します。
 以下次回。

 なお、来週は都合により更新はありません。次回の記事は7/30以降の予定です。

1/100初代海王丸を作る:船体の再製作(その50)

2016–07–09 (Sat)
 前回の続き。

(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 ここまで作ったところで一旦塗装し、主な部品を組んで位置を固定します。ただし塗装は画像左(右舷)側より見える所しか真面目に塗っていません。

 前に製作した船体では木甲板に木素材の細切りを貼り付ける手法を取りましたが、塗装での表現にある程度メドが付いたので、この再制作ではそれで行います。実際の木甲板はもっと白い上に板毎の明度の差も全くありませんが、模型はそれではメリハリが付かないので、やや赤味を加えた上で極端にならない範囲で明度差を付けています。

 上の画像中央の物資搬入ハッチには、現役当時はキャンバスが掛けられていたようなので、高級なティッシュペーパーに瞬間接着剤を染み込ませて固めたものを貼って表現しています。



 のぞいてのっぺらぼうでは寂しいので、天井もそれらしく作る事にします。キットの長船尾楼甲板の裏側に直接製作するのは調整が大変なので、舷側同様にプラ板にモールドを作り、その上に長船尾楼甲板を付けるという形を取ります。上の画像は形に切り出して梁を付けた所までで、画像左(船尾)側から32,34,36番フレームに位置します。

 これから配管や機器を更に加えてゆきます。
 以下次回。

1/100初代海王丸を作る:船体の再製作(その49)

2016–07–02 (Sat)
 前回の続き。

(1986年1月7日、東京港日の出桟橋)
(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 上の写真は現役当時の右舷の物資搬入ハッチです。搬入口に掛けてあるのはその形状から「ソロバンコンベア」と呼ばれている軽貨物用のローラーコンベアで、搬入/搬出用と思われます。写真で見る限りでは現在一般的に使われているものと基本構造に違いはないようです。良いアクセントになるので加えますが、流用できそうな既製品はなく、表現に手間取ったため今週はこれ1個の製作で過ぎました。


 まずファインモールドの丸穴真鍮帯金(AG-06)の0.75mm幅に0.5mm幅の帯板をハンダ付けした凹状の枠を2つ製作し、丸穴を1つおきに埋めて間隔を開け、これを内寸3mmで平行に並べます。


 次に0.7mm径で抜いた0.3mmプラ板の中心に0.3mmの穴を開け、0.25mm真鍮線に通し、平行に並べた枠の穴に嵌め込んで作ります。実際はもう少し複雑な構造で玉もフレームの上に出ているのですが、そこまでの表現は無理でした。


 大体こんな感じになります。ハッチを開けるときは搬入口の下側に着脱式のカバーが付けられていたようで、これも真鍮材で作ります。上の実船写真と比べるとわかりますが、大スケールの艦船は全体的に大味な印象を与えがちなので、細部のディテールは実物よりも若干大きめに作ってメリハリを付けています。

 以下次回。

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MOMOKO.120%

Author:MOMOKO.120%
職業:自営業見習い
趣味:ブログの通り
模型の守備範囲:船
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現在は1/100初代海王丸の製作を一時休止して、ハセガワ1/350空母隼鷹を製作しています。

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