ハセガワ1/350隼鷹を作る(その56)

2018–05–20 (Sun)
 前回の続き。

(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 製作は艦首錨甲板に移っています。

 これはいずれ詳しく述べますが、隼鷹の艦首錨甲板と艦尾上甲板の仕様は甲板の材質以外どうも橿原丸から変更は無かったらしく、ボラードやキャプスタン等の諸装備は軍艦ではなく商船式のものです。揚錨装置は一見軍艦式のように見えますが、コントローラーや揚錨機室の機器配置など仕様が少し異なるようです。

 ケーブルホルダー(上画像赤矢印)はキットの部品は使わず、艦載艇共通部品内のAE24を用い、根元を削って鎖と噛み合うようにします。またこの上面は公式図上では球状の覆いが付いているように描かれているため、ウェーブのHアイズ丸形の下面を削った上で付けています。キャプスタン(青矢印)もモールドが少し足りないので加えた後に型取り複製したものを付けることにします。チェーンストッパー(錨鎖止め、鎖周辺の白い棒状のもの)も、キットのモールドでは表現が弱いので作り直します。、


 この製作ではキットのマリアナ沖海戦から南太平洋海戦時に変更する関係で不足する部品が出てきます。幾つか細かいパーツをまとめて型取り複製しておきます。

 今週はここまで。以下次回。

ハセガワ1/350隼鷹を作る(その55)

2018–05–13 (Sun)
 前回の続き。

(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 今週は船体の残りの作業で過ぎました。まず左右貼り合わせの都合で残っていた艦首上端の外板を貼って舷外電路を付けます。船の模型では艦首部は艦橋正面と並んで目立つ所なので慎重に仕上げます。艦首上部が朝顔の花のように大きく開く形状は商船特有のもので、ここからも元が大型商船であったことがよくわかります。


 艦首艦底の防雷具用のケーブルを通す穴は公式図上ではこの位置付近に描かれています。キットでは表現されていないのでドリルで穴を開けておきます。


 同じくアンカーレセス内のベルマウスの穴も開いていないのでドリルで仮に開けておきます。穴の正確な角度は錨甲板を取り付けてホースパイプの穴を開口した際に合わせることとします。またベルマウスの形も金型の抜きの関係で下側(上画像左側)に流れ気味になっているので少し削って調整しておきます。


 艦尾の保護亜鉛板は形状も取り付け方も不明で、写真が残っている新田丸級に合わせようかとも考えたのですが、艦尾下端の形状が異なるのでスクリューブレードの位置に沿ってプラ材を並べる程度に留めています。

 今週はここまで。以下次回。


ハセガワ1/350隼鷹を作る(その54)

2018–05–06 (Sun)
 前回の続き。

(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 画像はわかりにくくなってしまいましたが、艦尾のエディプレートとシャフトブラケットを付け、艦底の給排水口を付けたところまで進んでいます。


 隼鷹のエディプレート(船底から推進軸を突き出す部分)は商船特有の長大な筒状の形になっています。船体と同じように外板モールドを入れましたが配列に根拠はありません。実際はもう少し細かかったようですが、製作の都合もありこの程度で留めています。キットではエディプレートと一体だった推進軸は塗装後に金属棒を入れる予定です。


 艦底の諸孔は製作の都合で穴は開けず、穴の形状と大きさに似たエッチングを貼って塗装後に内部に黒を流し込む表現とします。隼鷹の諸孔一覧表といった資料はないので想像になりますが、全くの空想という訳でもありません。これに関しては15回目25回目及び26回目の記事をそれぞれ参照して下さい。


 画像左上の田の字状二列が機械室主海水取入口、右下が同海水吐捨口になります。取入口は海魂1/700IJN艦船用缶室空気取入口セット(H047)から網付き2×2mmのエッチングを貼り、吐捨口は大きくかつ側面に回るのでこれのみ開口しています。

 艦底でもう少し残った作業を済ませた後に、艦首尾甲板に移ります。
 以下次回。

ハセガワ1/350隼鷹を作る(その53)

2018–04–29 (Sun)
 前回の続き。

(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 船体の左右を接合したので、保留になっていた艦尾端の外板モールドと舷外電路、ジャッキステイにモンキーラッタルなどを追加します。貼り合わせで外板モールドを作成する場合、Rの厳しい場所-この製作では艦尾の端になりますが、しわが寄ったり空気溜まりが残ったりといった事がないように、場合によっては分割して表面を後で整形したりあらかじめ型紙を作ってそれに従って切るなど慎重な作業が必要になります。上の画像では上から三列目の板が端で若干上方に寄ってしまいましたが、それほど目立ってはいないのでこのまま通します。 展示会などで大縮尺の艦船の作例を見るときも、特に艦尾端や下端のRが厳しい部分の外板処理をどうしているか注意して見るとポイントになると思います。


 艦尾の裏側はこんな感じです。船底部の鎧張り以外に外板配置のモールドに根拠はありませんが、無理がない感じでまとめたつもりです。

 この後、エディプレートやシャフトブラケット、船底の諸孔などを取り付けます。
 以下次回。

ハセガワ1/350隼鷹を作る(その52)

2018–04–15 (Sun)
 前回の続き。

(本日の画像はクリックすると別窓で拡大表示します)

 船体の表面の作業がようやく一区切り付いたので、左右と桁のパーツを接着して船体の形にします。ここからは木の板の上に固定して工作台として作業を行います。

 このキットは船体の歪みもなく補強もよく考えられていて、接着もほとんど隙間なく行えますが、念のため接合面に裏側から補強を行います。プラ板を貼るなど方法は幾つかありますが、私はウェーブの軽量エポパテを盛って処理しています。


 キットの船底はスタンド固定用の部品(R8)を使用する場合のみモールドに従って穴を開ける形式で、直上の隔壁に部品を固定するためのガイドが付いてはいますが、その他飾り脚等のボルトを留めるナットの固定などは考慮されていません。この製作では船底や隔壁のモールドを一部削った上で、ポントスモデルの飾り脚に合わせてM5のナットを底に固定し、ナットの頭が1cm程度まで出られるようにしています。上の画像ではナットはむき出しになっていますが、この後で接合部と同じく周囲にエポパテを盛って絶対に外れないように処理しています。


 また最前部(R1)と最後部(R5)の補強桁の部品にドリルで穴を開け、裏側にM5のナットを接着して周囲をエポパテで固め、船体を工作台に逆さ向きでも固定できるようにします。この製作では船底の給排水口や高角砲機銃台など裏側の作業が多く残っているためですが、そうでなくても固定可能にしておくと船底の塗装がそのまま楽に行えます。


 逆さ向き固定はこのような感じです。
 以下次回。

 なお、都合で来週の記事更新はありません。次回は04/28以降の見込みです。

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プロフィール

MOMOKO.120%

Author:MOMOKO.120%
職業:自営業見習い
趣味:ブログの通り
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現在は1/100初代海王丸の製作を一時休止して、ハセガワ1/350空母隼鷹を製作しています。

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